原油、石油製品を輸入した段階で『関税(170円/KL)』、『石油税(2040円/KL)』の2種類、製品の段階で、ガソリンには『ガソリン税〔揮発油税(48600円/KL)+地方道路税(5200円/KL)〕』、軽油には『軽油引取税(32100円/KL)』、ジェット燃料油には『航空機燃料税(26000円/KL)』、LPガスには『石油ガス税(自動車用9800円/KL)』の5種類、あわせて7種類もの税金がかかっています。こうして重なった課税により、年間4兆9000億円(平成16年度予算)にもおよぶ巨額なものとなっています。地方税である軽油引取税を除いた税収合計は、国税収入の約12%を占め、所得税、法人税、消費税に次ぐ第4位の税収規模になっています。
さらに、消費の段階での消費税約7500億円を加えると、石油にかけられる税金は約5兆6500億円にもなります。 |