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人間は、心身の作業をすることにより作業能率が低下していきます。これが疲労です。誰でも疲労し、適当な休息、睡眠をとれば回復します。
疲労は精神的な疲労と肉体的な疲労とに分けられ、車の運転は主に視覚を通して認知・判断・操作という頭脳を使った作業なので、運転疲労の大部分は精神疲労であるといえます。 |
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◆無謀な運転
追い越しを繰り返す、速度を出し過ぎるなどの無謀な運転は、それだけ緊張が高くなるため早く疲労してしまいます。また、渋滞などでイライラする場合も同様です。
◆姿勢の悪い運転
運転時の疲労は運転姿勢に大きく関係しています。シートベルトを着用しない、シートを倒しすぎる、腰をシートから離して運転するなど、姿勢が安定していないと疲労がたまりやすくなります。
◆長時間の運転
長時間の運転は、休憩の取り方がポイントです。疲れてからの休憩、休憩の取りすぎは疲労をためることにつながります。 |
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●疲労運転の三大症状 |
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(1) |
眠気(目がしょぼしょぼしてくる) |
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(2) |
注意力低下(標識などを見落とすなど) |
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(3) |
疲労感の増加(重い、だるい) |
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休憩をとることで疲労は回復するので、疲れる前に休憩をとるようにします。目安は2時間に1回の割合です。 |
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眠気は疲労の一番大きなサイン。これを感じたら速やかに運転を止め、安全な場所で仮眠をとります。 |
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交通事故の半数以上が交差点とその付近で発生しています。死亡事故で一番多いのは出会頭事故で、その原因のほとんどは「一時停止をしない」「安全確認を怠った一時停止」にあります。一時停止をすることにより事故は防げます。しかし、ただ止まれば良いというのではなく、安全確認をしっかりしなければ意味がありません。もう一度、何のために一時停止をするのかをよく考えてみてください。 |
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一般的に一時停止場所では、「減速 → 右よし → 左よし」を行っていることが多いと思われます。しかし、これでは一時停止・安全確認にはなりません。これを「ピタッと止まって → 右よし → 左よし」にし、そして3秒間ほど時間をかけてみます。 |
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◆一時停止の標識や表示のある場所はもちろんのこと、以下の場所でも行います。
・踏み切り
・横断歩道
・身体の不自由な人がいるとき
・ビルの駐車場
・道路に出る時
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